主催 | 公益社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会 |
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協賛 | シミックホールディングス株式会社 |
このページの目次
会期・開催方法
*オンラインによる開講です。
前編
会期 | 2021年6月10日(木)~11日(金) |
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後編
製剤技術伝承講習会へのご案内
理論と経験に裏付けられた匠の技術と設計思想を継承し、日本の製剤技術力の更なる飛躍のために
医薬品産業を取り巻く環境の著しい変化に伴い、わが国で脈々と培われて来た製剤技術が十分に伝承されず散逸することが懸念される中、本学会では2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、長年にわたって発展してきた製剤技術の伝承に努めて参りました。今回は「経口製剤の製剤設計と製造法」をテーマに、様々な分野のエキスパートにご講演いただきます。奮ってご参加下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
製剤技術伝承委員長 瀬田康生
プログラム
前編
6/10(木)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:00~12:00 |
固形製剤設計総論 ~経口固形製剤の処方・プロセス設計~ |
小島宏行 アステラス製薬 |
医薬品には様々な剤形があるが,経口固形製剤は服用・携帯のしやすさなどから最も汎用されている。近年では,医薬品開発のスピードも速くなっており,安定生産のみならず‘早い開発’への貢献,さらには付加価値の供与などCMC研究に求められる役割も変化してきている。本講習会では,経口固形製剤の開発方針,製剤設計,プロセス設計を含む基礎的な製剤開発の進め方について,実際の製品開発の事例をもとに紹介する。さらに,服用性(投与頻度,苦味)の改善,経口吸収改善など製剤技術適用による副作用低減などDDS(Drug Delivery System)の事例も紹介する。 | ||
PM-1 13:00~15:00 |
経口製剤設計における原薬物性評価 | 池田幸弘 武田薬品工業 |
医薬品開発において、原薬物性の適切な評価と、それに基づく原薬形態の最適化は重要である。特に近年、難溶性化合物の増加に伴い、経口製剤では固体分散体等の可溶化が必要となるケースが増えており、物性研究の重要性が益々高まっている。本講では、製剤設計において求められる物性評価の基本から開発形態の選定に至るまでを実例を交えながら紹介したい。 近年、コクリスタルをはじめとする原薬形態の改変技術の発展が目覚ましい。これからも更に研究を深め、患者さんのもとへ薬を届けることに貢献したいと思っている。 |
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PM-2 15:10~17:10 |
医薬品のユニバーサルデザインを実現する製剤 ~口腔内崩壊錠および口腔内崩壊フィルムの技術革新~ |
岩本 清 ツキオカフィルム製薬 |
ユニバーサルデザイン(性別、年齢、身体能力、文化、言語などの違いに関わらず、できるだけ多くの人にとって使いやすいように、あらかじめ配慮する製品、施設、サービス、都市などのデザイン)の促進が色々な分野や産業で叫ばれている。ユニバーサルデザインに対するアンケートでは、医薬品の不満足度は非常に高い。ユニバーサルデザイン製剤の実現のために多くの製剤技術検討が行われてきている。その中でユニバーサルデザイン製剤の実現へのフロントランナーである口腔内崩壊錠やそれに続く候補である口腔内崩壊フィルムの技術革新をユニバーサルデザインという切り口から整理し、解説したい。あわせて聴講者である若い方々には「創剤」はユーザー(患者さん、その家族、医療従事者、介護者)に想いを馳せ、ユーザーのニーズに技術で応える「想剤(ユニバーサルデザイン製剤)」でなければならないということを伝えたい。 |
6/11(金)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:00~12:00 |
QbDに基づく製剤開発における添加剤の評価と管理 | 荒井宏明 第一三共 |
Quality by Design(QbD)に基づく製剤開発では、処方成分や製造プロセスが製剤品質に及ぼす影響を評価し、品質リスクの高い因子を適切に管理することが求められます。製剤開発においては、添加剤のグレートや品質バラツキが製剤品質に影響を及ぼすことも少なくありません。一方で添加剤に過剰な品質管理を求めることは、安定供給面でのリスクともなりえます。『高品質な医薬品を安定的に供給する』という製薬企業の使命を果たす為に、添加剤の評価や管理を如何に実施するかについて、一緒に考えていきたいと思います。 | ||
PM-1 13:00~15:00 |
直接打錠の処方設計におけるポイント | 本田洋介 旭化成 |
日本における直接打錠(以下直打とする)は製剤の10%にも満たないのが現状です。主薬の含量アップに伴う錠剤の成形性、摩損性不足、錠剤重量ばらつき、に加えて主薬の分離偏析などが主な要因で採用されないと現時点では考えています。しかしながら世界に目を向けると約50%が直打で製剤化されています。更に国内外の各製薬会社においてもコスト、品質に対する考え方の違いがあるようです。私は1賦形剤メーカーとして直打に対しどのようなアプローチができるのか?を模索してきました。その中で、体験談を交えたお話を聴いていただければ幸いです。 | ||
PM-2 15:10~17:10 |
打錠障害の解決法と打錠機構の理解について | 野網 誠 シオノギファーマ |
製剤設計やスケールアップには、製剤特性を理解することも重要であるが設備に関する知識も重要である。益々、製品の開発スピードが速まっており、設備に関する知識を習得する機会が少なくなっている。 そこで本講義では、製剤設計やスケールアップ時に起こった打錠障害について、製剤的解決方法に加えて、打錠設備の機構や設備改造に関しても紹介する。 |
※プログラムは現時点の仮題であり、予告なく変更されることがあります。
後編
参加区分と参加費
- カッコ内の金額は、前・後編いずれか一方の2日間のみ参加の場合の参加費です。
- 参加費には、全編または前・後編の講義並びにテキストが含まれます。
- ご登録は必ず参加者ご本人名義でお願いします。
- 参加登録フォームは、区分【A】【B】と区分【C】【D】【E】で異なりますのでご注意ください。
- 参加登録受付は学会支援機構のオンライン参加登録システム(SSL接続)を使用しています。
- 本学会会員(区分【A】【B】)の方は、登録時に「会員番号」「パスワード」が必要です。(ご不明の場合はこちら)
参加区分 | 参加費 | 参加登録フォーム |
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【A】本学会会員-企業所属 | 110,000円 (75,000円) |
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【B】本学会会員-大学・病院等所属 | 70,000円 (45,000円) |
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【C】本学会賛助会員企業社員 | 110,000円 (75,000円) |
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【D】本学会非会員 | 140,000円 (85,000円) |
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【E】シミックグループ社員 | 70,000円 (45,000円) |
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注意
[at]を@に置き換えてください。 |
<キャンセルについて>
会期より1週間以内のキャンセルにつきましては、参加費を全額頂戴しますこと、予めご了承ください。
ご出席について
全講義の70%以上を受講された申込者に対し、希望者には講習会修了証書を送付致します。
お問合せ先
公益社団法人日本薬剤学会事務局 伝承講習会担当
Email: densho [at] apstj.jp, Phone: 03-6277-4351
接続等に関するお問合せ先
株式会社 MONS
〒003-0002 札幌市白石区東札幌2条5丁目7-1 Maison25 203
Tel: 011-824-8805 Fax: 011-826-4556
E-mail: convention [at] mons-sapporo.co.jp
[at]を@に置き換えてください。