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会期
2021年9月25日(土)13:00~17:30(予定)
会場
Zoomによるオンラインシンポジウム
ご案内
超分子とは、複数の分子が共有結合以外の結合により秩序だって集合した分子のことをいい、DNA、抗体-抗原複合体、脂質二重膜等、生体内にも多く存在します。薬物担体や製剤素材として汎用されるリポソーム、多糖(キチン、キトサン、セルロースなど)、ポリマー(両親媒性、熱応答性など)、アルブミン、包接化合物(シクロデキストリンなど)、金属(金、銀、酸化チタンなど)、炭素化合物(C60、CNT、酸化グラフェンなど)など、様々な超分子があり、薬剤学領域において、超分子は不易流行な化合物です。一方、2016年のノーベル化学賞は、超分子化合物(分子マシン)の発見者に贈られ、また我が国では環動ゲルが国家プロジェクト(Impact)の基盤技術として新しい自動車素材としての応用研究が推進され高い注目を集めています。しかしながら、薬学および薬剤学領域において、超分子科学を履修する機会は少ないです。さらに超分子のイメージング技術を用いた体内動態や有効性・安全性評価に関しても研究の発展が望まれています。本FGでは、「超分子化学」と「薬剤学」を融合した新規学問「超分子薬剤学」を立ち上げ、人工知能(AI)を利用した新規機能性超分子化合物の創製やその評価を含めた次世代の薬剤学を創製することを目的としています。昨今のコロナ禍の影響を鑑み、学生諸氏の発表の場を設けるためにも本シンポジウムを企画しました。
プログラム
- 開会のご挨拶・リーダー講演:有馬英俊(第一薬科大学)
- 特別講演:松元一明(慶應義塾大学)「臨床適応を目指した耐性菌感染症治療薬の非臨床・臨床pharmacokinetics/pharmacodynamics評価」
- 学生によるプレゼンテーションを予定(10~15演題程度募集)
- サブリーダー講演・閉会のご挨拶:川上茂(長崎大学)
開催概要
本年度は新型コロナウイルス対策のため、Zoomによるオンラインシンポジウムとなります。
配信されたプレゼンテーションの画面録画や音声録音は禁止させて頂きます。
参加費:無料
後日、優秀発表賞の受賞者に賞状を郵送します。
参加・発表申込方法
参加・発表を希望される方は下記URL(Googleフォーム)より必要事項を記入し送信してください。締切は2021年8月31日(火)とします。
https://forms.gle/Wtrk2vv3HL8Vua1VA
発表希望者は、演題をご登録下さい。要旨は後日、メールで提出していただきます。
なお、発表は日本薬剤学会の学生会員に限ります。
世話人
代表:有馬英俊、川上茂、麓伸太郎、渡邊博志、異島 優、前田 仁志
お問い合わせ先
第2回 超分子薬剤学FG オンラインシンポジウム 事務局
麓 伸太郎(長崎大学 薬剤学分野)
E-mail: sfumoto [at] nagasaki-u.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。