第37回製剤セミナー: 2012/7/19-20

2012-07-19 09:002012-07-20 16:40 ical Google outlook

「高齢社会を支える創剤・包装技術」

写真:セッション会場
セッション会場
写真:つま恋SMC
つま恋SMC
第37回製剤セミナーに参加される皆様へ.pdf

会期

プログラムの質・量を維持しながら、会期を従来の2泊3日からより濃密な1泊2日に変更しました。

(木)-(金)
1泊2日の合宿形式

会場

ヤマハリゾートつま恋,静岡県掛川市満水2000

実行委員長

谷野忠嗣
塩野義製薬株式会社CMC技術研究所製剤研究センター

第37回製剤セミナーへのご案内

豊富な自然環境の中で、研究領域を超えた深い討論と、所属を超えた広い交流を

「製剤セミナー」は、長野県白樺湖畔の昭和薬科大学諏訪校舎でその産声をあげ、わが国の製剤研究、技術開発の進展に多大な貢献を果たすとともに、特に若手製剤研究者の育成・啓発に注力して参りました。本セミナーは、大学・製薬企業・医療機関などにおいて製剤技術に関わる研究者が一堂に集い、サイエンスとテクノロジーの観点のみならず刻々と変化する時代のニーズも合わせて議論できるところに特徴があります。それゆえに、本セミナーは医薬品研究に関する生きた情報交換の場、相互研鑚の場として親しまれてきました。

今回は第37回を迎え、昨年同様に静岡県のつま恋を会場とします。大きな変更点は、プログラムの質・量ともに従来を維持しつつ3日日程を2日日程にし、より濃厚な討論・交流ができるように計画したことです。今回は「高齢社会を支える創剤・包装技術」をメインテーマとし、患者・医療従事者から医薬品メーカー・大学の研究者までの多面的視野を見据えた創剤・包装戦略のあり方について討議したいと思います。

まず、特別講演として2名の演者をお招きしました。平井みどり先生(神大病院)には「今、薬物治療の現場で起こっていること~薬剤師の役割~」、大戸茂弘先生(九州大学)には「体内時計を基盤とした時間薬剤学」という演題で非常に興味ある講演をしていただきます。また、第1日の午後に開催されるフォーラムでは日比 徹先生(Pharma Seeds Create)と伊吹リン太先生(立命館大学)から、「アメリカの製薬事情」と「21世紀の製剤技術者の要件とは」のそれぞれについて話題提供をしていただきます。さらに、招待講演では、モノクローナル抗体、緩和ケア、添加剤の機能性とレギュレーションなどといった多岐に亘る興味ある話題が提供されます。

また、ケーススタディのほか、製剤技術Q&A PresentationとQ&A展示コーナーをご用意し、最先端の製剤技術の実際を紹介します。Postdoctoral Presentationは、若手研究者の育成を目的として、優れた博士学位論文の顕彰と発表の機会を与えるものです。大学・製薬企業の研究者のほか、医療機関等からも出来るだけ多くの皆様にご参加いただくことにより、研究領域を越えた交流・討論の場として、実りあるセミナーとなることを期待しております。

実行委員長 谷野忠嗣

プログラム

第1日 (木)

受付開始・開場
開会挨拶

谷野忠嗣
実行委員長・塩野義製薬株式会社CMC技術研究所製剤研究センター

特別講演(講演30+質疑10=40分)
今、薬物治療の現場で起こっていること~薬剤師の役割~

平井みどり
神戸大学医学部附属病院薬剤部

製剤技術Q&A Presentation(1コマ最大5分)
製剤技術Q&A展示コーナー/昼食
特別講演(講演30+質疑10=40分)
体内時計を基盤とした時間薬剤学

大戸茂弘
九州大学大学院薬学研究院薬剤学分野

Postdoctoral Presentation(講演15+質疑5=20分)

公募により5題採択予定

製剤技術Q&A展示コーナー/休憩
フォーラム(話題提供25+ディスカッション15=40分)
アメリカの製薬事情

日比 徹
合同会社Pharma Seeds Create

21世紀の製剤技術者の要件とは

伊吹リン太
立命館大学薬学部

各種説明・客室へのチェックイン
ミキサー(夕食兼情報交換会)
交流会企画(未定・会費制)

第2日 (金)

招待講演(講演30+質疑10=40分)
Current Industry Trends & Challenges in Monoclonal Antibody Drug Product Development

Mohammed Shameem
Sterile Product Dept., Merck Research Labs.

緩和ケアへの臨床薬学的アプローチ

加賀谷肇
明治薬科大学臨床薬剤学教室

医薬品添加剤の機能性とレギュレーションの側面

草井 章
日本製薬工業協会

製剤技術Q&A展示コーナー/昼食
ケーススタディ(講演25+質疑15=40分)
タムスロシン塩酸塩OD錠「サワイ」の開発

岩倉由隆
沢井製薬株式会社関東工場生産技術課

オルメサルタン配合剤の製剤開発

濱浦健司
第一三共株式会社サプライチェーン本部サプライチェーン技術部長

休憩
ケーススタディ(講演25+質疑15=40分)
Dual Delayed Release(DDR™)製剤の開発について

村川祐介
武田薬品工業株式会社CMC研究センター製剤技術研究所 主任研究員

室温保存を可能としたラタノプロスト点眼液の製剤設計

落合明子
科研製薬株式会社総合研究所製剤研究部

ユニバーサルデザインに基づくボノテオ錠50mgの包装設計

日高 隆
アステラス製薬株式会社技術本部製剤研究所包装研究室

閉会挨拶

竹内洋文
副実行委員長・岐阜薬科大学薬物送達学大講座製剤学研究室

参加登録

注意事項

  1. 必ず参加者ご本人名義でご登録下さい。
  2. 本学会賛助会員企業においては、賛助1口に対し1名の非会員の方が「【E】賛助会員優待枠」でお申込いただくことができます。優待枠によるご登録の件数が賛助口数を超える場合は適用することができませんので、予め社内で対象となる方をご調整の上ご登録下さい。
  3. 本学会個人会員「【B】【C】【D】」の方は、ご登録にあたり「会員番号」と「パスワード」が必要です。これらがご不明の場合はこちらからご確認下さい
  4. 参加登録受付は学会支援機構のオンライン参加登録システム(SSL接続)を使用しています。

参加登録フォーム

参加区分 参加費 参加申込フォーム
【A】非会員 90,000円 【A】で登録>>>
【B】個人会員-企業所属 50,000円 【B】【C】【D】で登録>>>
【C】個人会員-大学・病院・公的研究機関所属 30,000円
【D】個人会員-学生 20,000円
【E】賛助会員企業優待枠

50,000円 【E】で登録>>>

参加費のカバーする範囲

  1. 講演会・製剤技術Q&A展示コーナー・ミキサーへの参加
  2. 講演要旨集(事前送付予定)
  3. 会期中の宿泊・食事(第1日昼食~第2日昼食の1泊2日)
  4. 合宿セミナーという形態上、学術講演会と宿泊・食事代等の内訳の設定はありません。

お問合せ先

日本薬剤学会製剤セミナー事務局
Phone: 03-5981-6018, Email: seizai-seminar [at] asas.or.jp