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日本薬学会第139年会(千葉) 臨床製剤FGによるシンポジウム
―臨床製剤と薬学教育をめぐる現状と課題―
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薬学教育を臨床製剤の創出に活かそう!
開催日時 | 3月23日(土) 9:30~11:30 (シンポジウム47) |
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開催場所 | C会場 幕張メッセ 国際会議場 2F |
参加資格 | 日本薬学会年会参加資格を有する方(年会の中のシンポジウムとして実施いたします)。臨床製剤を用いた研究をこれから始めようとしている、またはすでに始めている薬剤師、大学教員等 |
シンポジウム名:臨床製剤と薬学教育をめぐる現状と課題
臨床製剤は医療現場において市販されていない医薬品を特定の患者のために独自に研究・開発し、実際に調製・使用する「テーラーメード製剤」であり、テーラーメード医療の実現に欠かすことのできないものである。従って、臨床製剤の科学的根拠の構築は将来の医薬品開発の礎ともなる。しかし、 近年、薬剤師の全病棟への配置も相まって、製剤調製業務に従事する薬剤師が激減していること、また、認識不足、設備面の不足などからエビデンスレベルの高い臨床製剤が創出されにくい状況にある。一方、臨床科目に重点が置かれた現在の薬学教育に着目すると、処方提案はできても最適な製剤選択とエビデンスレベルの高い臨床製剤を提案・調製できる人材を輩出する教育が行われているとは言い難い現状がある。 そこで、本シンポジウムでは「臨床製剤のエビデンス構築へのアカデミアの関わり」について、5名のシンポジストによる講演と総合討論を通して、医療機関に勤務する薬剤師、大学教員と「これらからの臨床製剤の役割と臨床製剤の概念の薬学教育への導入」について討論する機会としたい。
<シンポジスト>
- 河田 圭司(山梨大病院薬) 臨床製剤の現状
- 大谷 道輝(杏雲堂病院薬) 院内製剤における製剤設計の問題と対応
- 大貫 義則(富山大院薬) 透析そう痒治療製剤メントール・ジフェンヒドラミン含有クリームの製剤安定性評価
- 菅原 満(北大院薬) 薬剤学から臨床製剤を考える
- 渡辺 善照(東北医薬大病院薬) 臨床製剤開発:アカデミアからベッドサイドへ、ベッドサイドからアカデミアへ