第27回シミック製剤技術アカデミー/APSTJ製剤技術伝承講習会 前編

2021-02-18 10:002021-02-19 17:10 ical Google outlook
主催 公益社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会
協賛 シミックホールディングス株式会社

会期・開催方法

*今回はオンラインによる開講です。

前編

会期 2021年2月18日(木) ~19日(金)

後編

後編の会期はこちらをご覧ください。

製剤技術伝承講習会へのご案内

理論と経験に裏付けられた匠の技術と設計思想を継承し、日本の製剤技術力の更なる飛躍のために

医薬品産業を取り巻く環境の著しい変化に伴い、わが国で脈々と培われて来た製剤技術が十分に伝承されず散逸することが懸念される中、本学会では2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、長年にわたって発展してきた製剤技術の伝承に努めて参りました。今回は「非経口製剤の製剤設計と製造法」をテーマに、様々な分野のエキスパートにご講演いただきます。奮ってご参加下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

製剤技術伝承委員長 瀬田康生

プログラム

前編

2/18(木)

日程 演題 講師
AM
10:00~12:00
無菌製剤総論―注射剤を中心に― 柳井薫雄
武田薬品工業
 無菌製剤には、代表的な製剤として注射剤、点眼剤、眼軟膏剤がある。注射剤は皮膚もしくは粘膜を通して体内に直接注入して適用する無菌製剤であり、その製剤開発には、経口剤等の非無菌製剤とはまた異なる深い知識や経験、技術が要求される。また、今後益々の展開が期待される新しいモダリティーの医薬品の殆どにおいて無菌製剤技術が不可欠であることから、その重要性は維持され続けるであろう。本製剤技術伝承講習会では、無菌製剤技術の各論を専門家の先生方が詳細に解説される予定であり、本講義においては、注射剤を中心に研究開発に必要な基礎知識・情報について、実際の製品研究開発例にも触れながら概説する。
PM-1
13:00~15:00
無菌の概念と無菌技術およびレギュレーション 佐々木次雄
GMP Technical Advisor
 日本薬局方専門委員として微生物関連試験法の作成に25年間、ISO/TC198/WG9(ヘルスケア製品の無菌操作法)に関する国際委員として国際規格の作成に30年間、また再生医療等製品に関する基準作成など、無菌医薬品に関する多くの規格やガイドライン作成に従事してきた。また、PMDA発足前の厚生省時代より国内外の多くの製薬企業へのGMP調査(査察)も行ってきた。これらの経験を生かした話題提供を行う。
PM-2
15:10~17:10
凍結乾燥製剤の製品開発 川崎英典
塩野義製薬
 凍結乾燥は、化合物の本来の形や機能を損なわず長期間品質を維持できる技術である。設計においては、重要品質特性に対する工程パラメータや物質特性との複雑な相互関係理解を必要とするが、リスクアセスメントにより、重要工程パラメータや重要物質特性を明確化し、管理戦略の構築手法に関して議論できればと考えている。また,凍結乾燥には、凍結が制御できていないことが生産性低下や製品品質ばらつきの原因となる可能性があり、凍結制御技術を用いた解決手法に関しても紹介する。

2/19(金)

日程 演題 講師
AM
10:00~12:00
抗体医薬品の製剤設計 佐々木仁
中外製薬
 近年、抗体医薬品をはじめとするバイオ医薬品の発展は目覚ましく、医薬品市場において大きな割合を占めるようになってきている。抗体医薬品の研究開発においては、タンパク質の物性を理解し、最適な製剤設計を行うことが、重要となります。本報では、抗体医薬品の処方・品質設計、容器設計、製法設計についての概要を紹介する。
より多くの日本初の抗体医薬品が世界の患者さんに届けられるように、製剤技術に携わる者として貢献していきたい。
PM-1
13:00~15:00
注射剤キット製剤開発におけるポイントとトレンド 大島英彦
テルモ
 「注射剤キット製剤」とは、「医薬品」と「医療機器(以下、容器)」を1つの投与体系として組み合わせた製品であり、医療機関での投薬調整時の負担軽減、細菌汚染・異物混入の防止等の臨床上の利点がある。この開発は、「医薬品」と「容器」の両方のスキルが必要であることと、安定性等の「医薬品」の特徴により、「容器」へ求められる材質や性能が異なることから、体系的に捉えることが難しい。本講義では、これまでの商品開発経験から、「注射剤キット製剤」の定義、薬事申請、製剤・容器設計、製造、保証のポイントを説明する。さらに、最新の開発トレンドもご紹介したい。
PM-2
15:10~17:10
体内診断薬(造影剤)の開発 松村 学
GEヘルスケアファーマ
 造影剤は、物理化学、分析化学、製剤・薬剤学など製剤研究者の持つ専門性が製剤の品質やユーザビリティーだけでなく、有効性(造影効果)・安全性・体内動態、さらには臨床展開などのLCMにも活かせる最も面白い分野のひとつである。本講演では、各種画像診断技術とそれに合致した造影剤の物性や製剤開発、および演者自身の経験を紹介する。特に若手研究者の刺激になれば幸いである。

※プログラムは現時点の仮題であり、予告なく変更されることがあります。

後編

後編のプログラムはこちらをご覧ください。

参加区分と参加費

  1. カッコ内の金額は、前・後編いずれか一方の2日間のみ参加の場合の参加費です。
  2. 参加費には、全編または前・後編の講義並びにテキストが含まれます。
  3. ご登録は必ず参加者ご本人名義でお願いします。
  4. 参加登録フォームは、区分【A】【B】と区分【C】【D】【E】で異なりますのでご注意ください。
  5. 参加登録受付は学会支援機構のオンライン参加登録システム(SSL接続)を使用しています。
  6. 本学会会員(区分【A】【B】)の方は、登録時に「会員番号」「パスワード」が必要です。(ご不明の場合はこちら
参加区分 参加費 参加登録フォーム
【A】本学会会員-企業所属 110,000円
(75,000円)
区分【A】【B】での登録 >>> 前編の申し込みは終了しました。
【B】本学会会員-大学・病院等所属 70,000円
(45,000円)
【C】本学会賛助会員企業社員 110,000円
(75,000円)
区分【C】【D】【E】での登録 >>> 前編の申し込みは終了しました。
【D】本学会非会員 140,000円
(85,000円)
【E】シミックグループ社員 70,000円
(45,000円)

注意!

  • 本講習会ではZOOMウェビナーを使用致します。
  • 会期が近くなりましたら、ZOOMへの接続に関する情報を講習会の運営委託先である㈱MONS(convention [at] mons-sapporo.co.jp)よりお知らせいたしますが、これらのご利用はご登録者1名様のみとなります。
  • 接続に関するお問い合わせにつきましては、㈱MONSにお願い致します。
  • 複数の方が同じ接続情報でログインすることはできません。
  • テキストはご登録者に事前に郵送いたします。
  • 講義中の録画・録音・撮影、及び資料の二次利用は固くお断りいたします。
  • 本ウェビナーのシステムは、サービスの安定運用に万全を尽くしておりますが、お客様の環境やそのときの回線状況により、やむを得ず中断する場合がございます。

[at]を@に置き換えてください。

<キャンセルについて>

会期より1週間以内のキャンセルにつきましては、参加費を全額頂戴しますこと、予めご了承ください。

ご出席について

全講義の70%以上を受講された申込者に対し、希望者には講習会修了証書を送付致します。

お問合せ先

公益社団法人日本薬剤学会事務局 伝承講習会担当
Email: secretariat [at] apstj.jp
Phone: 03-6277-4351

接続等に関するお問合せ先

株式会社 MONS
〒003-0002札幌市白石区東札幌2条5丁目7-1 Maison25 203
Tel:  011-824-8805   Fax: 011-826-4556
E-mail: convention [at] mons-sapporo.co.jp

[at]を@に置き換えてください。