主催 | 公益社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会 |
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協賛 | シミックホールディングス株式会社 |
このページの目次
会期・開催方法
*今回はオンラインによる開講です。
前編
後編
会期 | 2021年3月4日(木)~5日(金) |
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製剤技術伝承講習会へのご案内
理論と経験に裏付けられた匠の技術と設計思想を継承し、日本の製剤技術力の更なる飛躍のために
医薬品産業を取り巻く環境の著しい変化に伴い、わが国で脈々と培われて来た製剤技術が十分に伝承されず散逸することが懸念される中、本学会では2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、長年にわたって発展してきた製剤技術の伝承に努めて参りました。今回は「非経口製剤の製剤設計と製造法」をテーマに、様々な分野のエキスパートにご講演いただきます。奮ってご参加下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
製剤技術伝承委員長 瀬田康生
プログラム
前編
後編
3/4(木)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:00~12:00 |
経皮吸収製剤の開発 | 道中康也 久光製薬 |
貼付剤に代表される経皮吸収製剤は経口剤や注射剤とは異なる製剤特性を有する。特に副作用の低減や血漿中薬物濃度の徐放化などに有用であり、フェンタニルやオキシブチニンなど多くの薬物が経皮吸収製剤として実用化されている。高齢化社会が進展する社会情勢下で、副作用を低減できる経皮吸収製剤の役割はますます高まってきていると感じている。本講演では貼付剤を設計する際の留意点などについて概説する。 | ||
PM-1 13:00~15:00 |
マイクロニードル製剤の開発現状と最新動向 | 権 英淑 コスメディ製薬 |
本講義ではマイクロニードルに関し最近の世界的な研究動向や臨床試験の進捗、FDAのマイクロニードル医療機器ガイドラインなど最新の情報を紹介したい。また、マイクロニードルの様々な製造方法、性能評価、安全性評価などに関しても解説したい。さらに、溶解型マイクロニードル技術を用いた化粧品開発の経験や医薬品製剤開発に関する様々な課題について述べる。 | ||
PM-2 15:10~17:10 |
点眼剤開発の基礎 | 森島健司 参天製薬 |
点眼された薬物が効果を発揮するには、さまざまな眼組織を移行して疾患部位に到達する必要があり、眼内移行性を十分に考慮に入れた製剤設計が必要である。 点眼剤の製剤開発に必要な眼の構造や薬物動態に関する基本的な情報を解説し、薬物の特性を最大限に生かすための点眼剤の処方設計に配慮すべき要因について説明する。また、最新の眼科治療に関しても情報提供したい。点眼剤だけでなく、眼科の新規製剤が日本から世界に展開されていくことを期待している。 |
3/5(金)
日程 | 演題 | 講師 |
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AM 10:00~12:00 |
医療ニーズに最適化した吸入システム | 佐藤哲也 大塚製薬 |
吸入剤は、主に気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等の肺局所治療に用いられるが、全身治療を目的とした研究も進められている。本講義では、吸入剤の基礎、特徴、課題及びその解決策について解説する。また、製剤設計の具体例として、低分子医薬品に適したマルチドーズタイプのSwinghaler と高分子医薬品に適したユニットドーズタイプのOtsuka Dry Powder Inhalation (ODPI) システムを紹介する。製剤は森羅万象の縮図であり、物性及び製造工程における化学的物理的な原理・原則を理解して、直面する現象の制御に努める事が重要である。自分の経験を若い研究者や技術者に伝えることで何かに活かしてもらえれば幸いである。 | ||
PM-1 13:00~15:00 |
経鼻投与製剤の基礎とNose-to-Brain研究 | 金沢貴憲 静岡県立大学 |
経鼻投与は、アレルギー性鼻炎といった局所作用だけでなく、グルカゴンなどのペプチド性薬物の全身作用を目的とする新規な非経口投与ルートとして製剤研究が行われている。また、インフルエンザなどに対するワクチン開発も進められている。さらに、他の投与ルートにはない「血液脳関門を介さない鼻から脳への直接的な薬物送達経路(Nose-to-Brain)」の存在が報告されていることから、中枢疾患治療を目的とする薬物や中・高分子薬の投与ルートとして大きな期待が寄せられている。本講習会では、経鼻投与製剤の基礎とNose-to-Brain研究について、代表的な製剤技術やDDSを中心に、自身の研究も含めて概説する。 | ||
PM-2 15:10~17:10 |
医薬品外用剤の製剤設計 ~吸収性のコントロールと使用性の設計~ |
赤松 亮 マルホ |
皮膚科疾患に対する外用療法は、一般的に経口療法と比べて全身性の副作用を軽減できるメリットを有するが、外用剤により有効成分を皮膚や爪等から吸収させ、至適な量を患部に到達させることは容易ではない。また、外用剤を1日数回、特に広範囲の患部皮膚に塗布する場合には、使用性(塗布のし易さ)を考慮した製剤を設計する必要がある。そこで本講義では、外用剤の製剤設計のうち、経皮吸収性のコントロールと使用性の設計について、弊社で実施した事例を紹介する。この機会が受講者の製剤開発の一助となれば幸いである。 |
※プログラムは現時点の仮題であり、予告なく変更されることがあります。
参加区分と参加費
- カッコ内の金額は、前・後編いずれか一方の2日間のみ参加の場合の参加費です。
- 参加費には、全編または前・後編の講義並びにテキストが含まれます。
- ご登録は必ず参加者ご本人名義でお願いします。
- 参加登録フォームは、区分【A】【B】と区分【C】【D】【E】で異なりますのでご注意ください。
- 参加登録受付は学会支援機構のオンライン参加登録システム(SSL接続)を使用しています。
- 本学会会員(区分【A】【B】)の方は、登録時に「会員番号」「パスワード」が必要です。(ご不明の場合はこちら)
参加区分 | 参加費 | 参加登録フォーム |
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【A】本学会会員-企業所属 | 110,000円 (75,000円) |
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【B】本学会会員-大学・病院等所属 | 70,000円 (45,000円) |
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【C】本学会賛助会員企業社員 | 110,000円 (75,000円) |
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【D】本学会非会員 | 140,000円 (85,000円) |
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【E】シミックグループ社員 | 70,000円 (45,000円) |
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注意!
[at]を@に置き換えてください。 |
<キャンセルについて>
会期より1週間以内のキャンセルにつきましては、参加費を全額頂戴しますこと、予めご了承ください。
ご出席について
全講義の70%以上を受講された申込者に対し、希望者には講習会修了証書を送付致します。
お問合せ先
公益社団法人日本薬剤学会事務局 伝承講習会担当
Email: densho [at] apstj.jp
Phone: 03-6277-4351
接続等に関するお問合せ先
株式会社 MONS
〒003-0002札幌市白石区東札幌2条5丁目7-1 Maison25 203
Tel: 011-824-8805 Fax: 011-826-4556
E-mail: convention [at] mons-sapporo.co.jp
[at]を@に置き換えてください。