第7回シミック製剤技術アカデミー/APSTJ製剤技術伝承講習会: 2010/6/10-7/9

2010-06-10 09:452010-07-09 16:40オフィス東京OTJ ical Google outlook

会期

2010/06/10, 06/11, 07/08, 07/09(各、木・金曜)

会場

オフィス東京OTJ(東京都中央区)

ご案内

現在、改正薬事法の下、医薬品製造販売業と製造業が完全に分離されたのに伴い、企業から製剤の設計・製造のアウトソーシングが益々加速されて行く中、製剤技術の伝承が途絶えることが懸念されています。本学会はこうした事態への対応として2006年に「製剤技術伝承委員会」を発足させ、年2回の製剤技術伝承講習会を開催して参りましたが、第7回目を迎える今回より、株式会社シミックのご厚意による協賛のもと、その名称を「シミック製剤技術アカデミー―社団法人日本薬剤学会製剤技術伝承講習会―」とし、今後の講習会が一層充実した内容となるよう鋭意企画して行くことになりました。

今回の講習会「固形製剤の製剤設計と製造法」は、上記の会期・会場で、次項に記載のプログラムを予定しています。固形製剤の講習会は4回目ですが、12人の講師中、新規講師7人をお招きすることにより、多彩な「製剤の達人」によるプログラムを編成することができました。新規講師として、中上博秋氏(第一三共)、岩本 清氏(エーザイ)に独自の製剤設計総論をご講演いただくとともに、横浜重晴氏(沢井製薬)には後発品の製剤設計戦略、中道孝一氏(日本新薬)には各種押し出し造粒、杉森健一氏(日本たばこ産業)には製剤技術による吸収改善などご講演いただく予定です。この他、寺田勝英教授(東邦大学)による製剤の新しい評価法や、製剤・OTCのエキスパート(大谷茂義氏、槇野 正氏、増田義典氏、牧  享氏)、製剤機器と添加物のエキスパート(武井成通氏、北村直成氏)による各論等、製剤設計の理論と匠の技の話を織り交ぜた構成となっております。これら「製剤の達人」達の製剤に対する哲学、信念をお聞きいただけるものと思いますので、今回も是非ご期待下さい。

当初、技術伝承の対象範囲は、医療用・ジェネリック・OTC・受託製造等の各医薬品メーカーの製剤技術者のほか、製剤設計・医薬品製造の手段を提供する製剤機械・添加剤等のメーカーやエンジニアリング企業の技術者・研究者と想定していましたが、大学・官公庁等での薬剤学・製剤学の研究者をはじめ、その裾野を拡げる努力をして参りました。現在では本学会の会員以外による参加も歓迎しており、おかげさまで参加者の95%以上の方から「大変参考になった」、「参考になった」との評価を得ています。

なお、昨年度まで、固形製剤の講習会は毎回東京・大阪の両会場で開催していましたが、参加者数が落ち着いてきたことから、今回より東京・大阪いずれかの会場で、毎年交互の開催とすることになりました。少しでも遠方からの参加による負担が軽減できるよう、前半・後半の日程をそれぞれ連続した2日間と致しましたので、ご了承いただければ幸いです。

社団法人日本薬剤学会会長 岡田弘晃

製剤技術伝承委員会委員長 中村康彦

本講習会はシミック株式会社の協賛を得て運営されております

プログラム

日程 コマ 講義名・講師

第1日

06/10

AM

製剤設計総論-1

中上博秋/第一三共

PM1

GE品の製剤設計

横浜重晴/沢井製薬、元:武田薬品工業

PM2

造粒と打錠、その他

大谷茂義/二プロ、元:武州製薬

17:00-18:00 懇親会

第2日

06/11

AM

OD錠

増田義典/元:アステラス製薬

PM1

コーティング・スケールアップ

槇野 正/京都薬品工業、元:武田薬品工業

PM2 製剤設計総論-2

岩本 清/エーザイ

第3日

07/08

AM OTCの製剤設計

牧  亨/大正製薬

PM1 造粒、コーティングと製造機器

武井成通/フロイント産業

PM2 製剤技術による吸収改善

杉森健一/日本たばこ産業、元:武田薬品工業

第3日

07/09

AM 製剤の新しい評価法

寺田勝英/東邦大学、元:中外製薬

PM1 押出し造粒(加熱熔融混練法)

中道孝一/日本新薬

PM2 打錠機器と外部滑沢法

北村直成/菊水製作所

17:00-18:00 懇親会

□ 各コマ時間帯:各120分(AM=09:45-11:45, PM1=12:30-14:30, PM2=14:40-16:40)

□ 内訳:講義90分+休憩5分+討論25分

□ 講義名・講師は予定。またプログラムは予告なく変更されることがあります。

□ カメラ等の録画・録音機器の持ち込みは禁止とさせていただきます。

社団法人日本薬剤学会 製剤技術伝承委員会

中村康彦 稲木敏男 岡田弘晃 小倉敏弘 片岡捷夫 草井 章 寺田勝英 平井真一郎 横浜重晴 吉野廣祐

司会、懇親会には「製剤技術伝承委員会」から製剤のエキスパートが参加し、話題を提供します。

参加区分と参加費

参加区分 参加費 参加登録フォーム
【A】本学会会員/企業所属 120,000円 【A】【B】用フォーム
【B】本学会会員/大学・病院等所属 80,000円
【C】本学会賛助会員企業社員 120,000円 【C】【D】用フォーム
【D】本学会非会員 150,000円

□ 参加費には4日間12コマの講義・懇親会への参加・テキスト(開催初日に配布)が含まれます。

□ お申込は必ず参加者ご本人名義でお願いします。

□ 参加登録フォームは、区分【A】【B】と区分【C】【D】で異なりますのでご注意下さい。

□ 参加登録受付は学会支援機構のオンライン参加登録システム(SSL接続)を使用しています。

□ 本学会会員(区分【A】【B】)の方は、ご登録にあたり「会員番号」「パスワード」が必要です。

ご出席について

全講義の70%以上を受講された方に対し、講習会修了証書をご所属先上長様宛に送付致します。また、当初お申込の方による当日のご出席が不可能な場合は、一定の条件(以下参照)を満たす代理人による出席を認めます。

代理人の条件等

参加区分【A】【B】

代理人の条件:本学会会員

代理出席の方法:Emailによる事前申請が必要です。以下のフォームをメッセージ本文にペーストし、必要事項をご入力の上、タイトルを「製剤技術伝承講習会代理出席申請書」として事務局までお送り下さい。

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(1)参加登録者氏名:[       ]

(2)代理出席者氏名:[       ]

(3)代理出席者の会員番号:[129-   -    ]

(4)代理出席を申請する講習会:第[  ]日 / [  月  日]開催分

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参加区分【C】【D】

代理人の条件:同一企業社員

代理出席の方法:当日、会場受付に(1)当初登録の参加者の名刺 と (2)代理出席者の名刺を提出して下さい。

□ いずれの場合も、代理人は1日につき1名、全日程を通して2名までと致します。

お問合せ先

社団法人日本薬剤学会事務局
Phone: 03-5981-6018, Email: apstj [at] asas.or.jp