日本薬剤学会 会員の皆様
この度の「東北地方太平洋沖地震」を端緒とする東日本大震災において被害を受けた方々へのお見舞いを申し上げ、残念ながらお亡くなりになられた方のご冥福を深くお祈り申し上げます。
まだまだ余震が続いており、避難所生活を強いられている方もおられます。物資や治療薬も十分行き渡らないとも伺っております。さらに、福島第一原子力発電所事故による放射線汚染の問題で緊張も高まっています。
一日でも早い復旧と復興を願っています。
本学会事務局は、震災の直接的な被害はなく、通常通りの業務を行っておりますが、計画停電や交通事情、被災地域の状況によって郵便物の配達遅延やお届できない場合も生じております。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
なお、本年5月29日~31日に予定されている第26年会(会場:東京都江戸川区、タワーホール船堀;年会長:東京医科歯科大学医学部附属病院薬剤部安原眞人教授)は、現段階では予定通り実施の方向で進んでおります。変更がある場合は、メールやホームページにて皆様に適宜ご案内をさせてまいりますので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。私は、我が国が困難な状況にあるからこそ、やれることややらなければならないことがあると考えております。本学会は風評などに左右されることなく、これからの薬剤学の発展を目指して前を向いて進んでいきたいと思っています。
さらに、本学会員のなかには、現在苦難な状況に立ち向かわれておられる方々もおられるでしょう。本会は、このような会員に少しでもお役に立てられるよう、会員の安否、会員施設の被災状況などの情報を共有していきたいと考えております。事務局にご連絡等いただければ幸いです。
社団法人日本薬剤学会
会長 杉林堅次